室内空間における抗アレルギー製品の効果測定と
症状改善アンケート(QOLアンケート)
およびそのデータを用いたコンサルティング事業
R2 事業再構築
現在、日本人の約1/2が何らかのアレルギー疾患を持っていると言われています。また、小児喘息の有症率は20%で、子どもも含めると約800万人の方々が喘息に苦しんでいます。そのうち90%が「室内のダニやその死骸を含んだハウスダスト」を原因とするアレルギーを持つことが明らかになっています。
このような中、当社は2007年の創業以来、ダニを中心とした環境アレルギー(*)に関する試験・測定方法の開発・実施に取り組んでいます。そして、多くのメーカーが開発する抗ダニ製品の効果測定などを行い、環境アレルギーで苦しんでいる方々の症状改善のお役に立てるようにと研究を続けてきました。
環境アレルギーには、その原因となる物質(アレルゲン)が必ず存在します。
何らかの対策を行い、その原因となるアレルゲンを減らすこと、または取り除くことが出来れば、必ずや症状は改善していくと考えています。
環境アレルゲンを測定し定量化することで、その対策効果を目に見える形に出来るのです。
さらに、アレルギー症状とアレルゲンの因果関係の特定や、アレルギー症状そのものを指標とした効果測定を実施するには、
健康な方や患者様に対して行う臨床試験(治験)が必要です。
しかし、一般的に治験は労力的にも資金的にもハードルが高く、これまでなかなか実現出来なかったのが現状です。
ITEAは、それをより簡便に行うため、以下の事業を展開いたします。
これまで蓄積してきた測定技術とノウハウを生かし、各種アレルギー対策製品を実環境で使用した際の対策前後における、室内環境アレルゲンの測定を行います。
アレルギー対策製品を使用する前と使用した後に、QOLアンケート(症状改善アンケート)を実施しデータを蓄積することで、対策(製品の使用や清掃等)が実際に症状改善に繋がったかどうかを客観的に判断いたします。アンケートは当社が開発した専用アプリを使用します。
室内環境アレルゲンの測定とQOLアンケートの分析結果に基づき、有効な対策の選択およびその組み合わせなどを考案し、アレルギー症状をお持ちの方の生活空間・ホテルの客室・病院の病室等の室内環境改善をアドバイス・サポートするコンサルティング事業を行います。
この事業は、ITEAが持つ環境アレルゲンに関する経験と技術だけではなく、アレルギー症状の緩和を目指す抗アレルギー製品を開発する企業様や、試験を実施する実環境を提供してくれる病院やホテルなどの施設様、そして治験と患者様へのコンサルティングに関する知識をお持ちの先生や研究所様の協力が必須となります。
すべての人の健康のために、本気で取り組んでくださる企業、施設、研究所は、こちらまでお問い合わせください。